2016年1月1日金曜日

介護福祉士試験過去問 第27回問題55






問題55  Mさん(77歳、女性)は一人暮らしである。半年前に転倒し、1か月間入院した。退院後は自宅にこもるようになり、週1回の訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用するようになった。ある朝、訪問介護事業所に、別居の長男から「母が悪質商法の被害に遭っているようです」と連絡があった。訪問販売で3か月間に高価な和服を次々に買っていて、Mさん名義の預金が100万円近く減っているという。長男は、「ほかにも買っているかもしれませんから、母の部屋を探してください。買った和服は着る機会もないのでクーリング・オフをさせます」と言い、すぐにでも手続きをとりたい様子である。

 この日、訪問する訪問介護員(ホームヘルパー)の最初の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 ほかにも被害がないかどうか、Mさんの部屋の中を探す。

2 クーリング・オフが可能かどうか契約書の日付を確認する。

3 Mさんに和服を買うようになった経緯を確認する。

4 Mさんに和服を買うことが浪費であることを説明する。

5 販売業者にクーリング・オフの連絡を入れる。




正答:3

一番にすべきことは、経緯を確認することです。それから対処方法を考えます。もしかしたら購入したい意志が本人にはあったかもしれません。


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