2016年1月17日日曜日

介護福祉士試験過去問 第27回問題71





問題71  老年期の精神疾患(mental disease)と精神症状に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 老年期うつ病(senile depression)は、若年者のうつ病(depression)と比べて抑うつ気分が軽い。

2 アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)は、脳の器質的変化を伴わない。

3 うつ病(depression)等で自殺を試みた高齢者が死に至る率は、若年者の場合と比べて低い。

4 せん妄(delirium)は夜間よりも昼間に生じやすい。

5 老年期に発病した統合失調症(schizophrenia)は、妄想型が少ない。





解答

○1:高齢期のうつは若年者に比べて見逃されやすいです。悲哀の訴えが少なくて、気分低下やうつ思考が目立たないのが特徴です。

×2:アルツハイマー型認知症では器質的変化をもたらします。器質的変化とは組織や細胞が変形、変性あるいは破壊され、元の形に戻らなくなるように変化することです。


×3:自殺を試みた高齢者が死に至る率は若年に比べて高齢者のほうが高いです。

×4:せん妄(delirium)は意識レベルが低下する夜に起きやすいです。

×5:高齢者の統合失調症(schizophrenia)は妄想型が特徴です。



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