2016年1月25日月曜日

介護福祉士試験過去問 第27回問題79




問題79  認知症(dementia)と比較した場合のせん妄(delirium)の特徴として、正しいものを1つ選びなさい。

1 ゆるやかに発症する。

2 徐々に進行、悪化していく。

3 覚醒水準の低下を伴うことは少ない。

4 幻覚を伴うことは少ない。

5 日内変動を認めることが多い。





正答:5





せん妄に関する過去問題 正答


1 認知症によく似た症状を示すものにせん妄とうつ病がある。

2 せん妄は意識障害の一つで、この障害により注意力や集中力が続かず、時間や場所が判らなくなったりするので認知症と間違えられることがある。

3 高齢者のせん妄は夜間におこることが多いので夜間せん妄といわれる。

4 せん妄は、夕方から夜間に好発し、日中には消退するという睡眠・覚醒リズムの障害が現れる。

5 せん妄状態は軽度や中等度の意識障害の際に、幻覚・錯覚や異常な行動を呈する状態で意識状態は混濁している。

6 せん妄状態では、その時の出来事を覚えていないのが特徴である。

7 せん妄の原因の一つに向精神薬等の投与がある。

8 せん妄は突然起こり、良くなったり悪くなったりの変動がみられる。

9 せん妄は、意識が混濁して、幻覚や錯覚がみられる状態のことで、大声で騒いだり、人を呼んだりすることがある。

10 せん妄は脳内の一過性におこる障害と考えられるので、まずは穏やかに対応し落ち着きを取り戻すケアが求められる。


11 高齢者で認知症では不眠状態が続いたりすると、夜間せん妄を起こしやすくなる。また、意欲の低下、感情が不安定になると僅かな刺激で泣いたり、笑ったり、怒ったりする情動失禁にいたることがある。

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