2016年1月15日金曜日

介護福祉士試験過去問 第27回問題69





問題69 A君は、積み木を飛行機に見立ててB君と遊んでいた。大人がA君とB君の目の前で、おやつのジュースを一人150mlずつになるように計った。しかし、同じ大きさのコップがなかったので、それぞれ形の違うコップに入れて与えた。A君にジュースを入れがコップを渡したところ、A君は「B君のほうが量が多い」と言って泣き出した。

ピアジュ(Piaget,J.)によるA君の認知発達段階として、適切なものを1つ選びなさい。

1 形式的操作期

2 感覚運動期

3 前操作機期

4 再接近期

5 具体的操作期 




正答:3



●ピアジェの発達段階

○感覚運動期(誕生から約2歳まで):感覚運動期の最初の頃は目の前にあるものを隠しても子どもはそれを探そうとしないが、後半になると探そうとします。

○前操作期(子どもが話し始めてから約7歳まで):頭の中で表象して考えることはできるが、論理をまだ把握できず、見かけに引きずられる。

○具体的操作期(小学1年生から青年前期):前操作期と違いイメージやシンボルを論理的に変化させ、再構成することができます。

○形式的操作期(子供の認知発達の最終段階):「抽象概念および仮説上の出来事に関して合理的、系統的に考える」能力を持っている子どもと定義されています。



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