2016年2月17日水曜日

介護福祉士試験過去問 第27回問題102


問題102 食事のたんぱく質制限が必要な疾患として、正しいものを1つ選びなさい。


1 胃潰瘍(gastric ulcer)

2 尿毒症(uremia)

3 痛風(gout)

4 脂質異常症(dyslipidemia)

5 狭心症(angina pectoris)






解答

×1:胃潰瘍で注意が必要なことは、1過食過飲 2酒の飲みすぎ 3甘い菓子のとりすぎ 4刺激性食品のとりすぎなどです。

○2:腎臓から排泄される老廃物(尿毒素)が体内にたまると、全身に様々な症状が出てきます。これらを総合したものが尿毒症です。慢性腎臓病、腎不全の終末像です。体を守り、しかも腎臓のはたらきを保持するにはタンパク質を抑え、エネルギーを確保するための工夫が必要となります。

×3:プリン体を多く含む食品などの制限や、水分を取ること、体重を減らすなどの対策が必要です。

×4:たんぱく質の制限は関係ありません。脂質異常の対処法 1 偏らず「栄養バランスのよい食事」をとる。2 摂取総エネルギー量を抑えて、適正な体重を保つ。3 飽和脂肪酸(おもに獣肉類の脂肪)1に対して不飽和脂肪酸(おもに植物性脂肪や魚の脂)を1.5~2の割合でとる。4 ビタミンやミネラル、食物繊維もしっかりとる。6 高コレステロールの人は、コレステロールを多く含む食品を控える。6 中性脂肪が高い人は、砂糖や果物などの糖質とお酒を減らす。

×5:タンパク質、ビタミン、ミネラルなどを不足させないことが大切です。

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