2016年2月3日水曜日
介護福祉士試験過去問 第27回問題88
問題88 ノーマライゼーション(normalization)の理念に通じる制度や事業に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 「バリアフリー新法」の制定
2 救急医療体制の整備
3 国民皆年金の実現
4 大規模な障害者入所施設の整備
5「育児・介護休業法」の制定
(注)1「バリアフリー新法」とは「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」のことである。
2「育児・介護休業法」とは、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」のことである。
正答:1
バリアフリー新法の第1条で目的を明確化されており、バリアフリー新法は高齢者や障害者の日常生活や社会生活を保護するために、公共交通機関(空港、道路、駐車場、公園など)の整備を推進することを目的とした法律とされ、高齢社会において増加した障害者の方や高齢者の方が、健常者の方と変わらない社会生活を送れるような公共施設の整備が施策されました。
ノーマライゼーションの理念は、北欧から世界へ広まった障害者福祉の重要な理念で、障害者を特別視するのではなく、一般社会の中で普通の生活が送れるよう な条件を整えるべきであり、共に生きる社会こそノーマルであると いう考え方ですが、バリアフリー新法はノーマライゼーションの理念に通じる法律といえます。
ノーマライゼーションに関する過去問題 正答
1 障害者基本計画は、リハビリテーション及びノーマライゼーションの理念を継承するとともに、共生社会の実現を目指している。
2 ノーマライゼーションとは「障害者を排除するのではなく、障害を持っていても健常者と均等に当たり前に生活できるような社会こそがノーマルな社会である」という考え方である
3 ノーマライゼーションはデンマークのバンク=ミケルセンにより初めて提唱され、スウェーデンのニイリエにより世界中に広められた。ニイリエはノーマルな社会の条件をノーマライゼーションの八つの原理にまとめました。
4 デンマークではノーマライゼーション思想の普及の中で、国が運営していた大規模な障害者施設が解体された。
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