2016年1月1日金曜日

介護福祉士試験過去問 第27回問題55






問題55  Mさん(77歳、女性)は一人暮らしである。半年前に転倒し、1か月間入院した。退院後は自宅にこもるようになり、週1回の訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用するようになった。ある朝、訪問介護事業所に、別居の長男から「母が悪質商法の被害に遭っているようです」と連絡があった。訪問販売で3か月間に高価な和服を次々に買っていて、Mさん名義の預金が100万円近く減っているという。長男は、「ほかにも買っているかもしれませんから、母の部屋を探してください。買った和服は着る機会もないのでクーリング・オフをさせます」と言い、すぐにでも手続きをとりたい様子である。

 この日、訪問する訪問介護員(ホームヘルパー)の最初の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 ほかにも被害がないかどうか、Mさんの部屋の中を探す。

2 クーリング・オフが可能かどうか契約書の日付を確認する。

3 Mさんに和服を買うようになった経緯を確認する。

4 Mさんに和服を買うことが浪費であることを説明する。

5 販売業者にクーリング・オフの連絡を入れる。




正答:3

一番にすべきことは、経緯を確認することです。それから対処方法を考えます。もしかしたら購入したい意志が本人にはあったかもしれません。


2015年12月31日木曜日

介護福祉士試験過去問 第27回問題54





問題54  機能性尿失禁がある利用者の介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 症状の改善に、骨盤底筋群を鍛える体操が効果的である。

2 尿路の疾患が疑われるので、泌尿器科の受診を勧める。

3 トイレを洋式に替えて、洗浄機能付き便座を設置する。

4 留置カテーテルを使用する。

5 早めのトイレ誘導を行う。



正答:5


排尿機能は正常にもかかわらず、身体運動機能の低下や認知症が原因でおこる尿失禁です。早めのトイレ誘導が必要です。


尿失禁は症状のパターン

1 切迫性尿失禁
2 腹圧性尿失禁
3 溢流(いつりゅう)性尿失禁
4 機能性尿失禁
5 混合型尿失禁

2015年12月30日水曜日

介護福祉士試験過去問 第27回問題53





問題53 おむつ交換時に配慮することとして、最も適切なものを1つ選びなさい。


1 他の利用者がいる場合でも「おむつを替えますよ」と直接的な表現で伝える。

2 清拭(せいしき)用の温タオルの温度を感じるために、手袋は使わずに陰部を拭(ふ)く。

3 陰部洗浄をする場合は、ぬるま湯を使う。

4 紙おむつの腹部のテープは、上のテープと下のテープを平行に止める。

5 腹部とおむつの間に隙間(すきま)を作らない。



正答:3


2015年12月29日火曜日

介護福祉士試験過去問 第27回問題52





問題52 入浴介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 埋込式ペースメーカーを装着している人は、シャワー浴にする。

2 人工(じんこう)肛門(こうもん)(ストーマ(stoma))のある人は、湯が入らないように装具をつける。

3 酸素療養中の人は、鼻カニューレを外して入浴する。

4 血液透析を受けている人は、透析直後の入浴を控える。

5 腹水がある人は、様式タイプの浴槽に横たわった状態で入浴する。



正答:4

2015年12月28日月曜日

介護福祉士試験過去問 第27回問題51





問題51  食品の凝固に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。


1 ゼラチン(gelatin)は沸騰した湯で溶かす。

2 寒天は常温で固まる。

3 片栗(かたくり)粉(こ)は熱湯で溶いてから加える。

4 ペクチン(pectin)は精製塩で固まる。

5 増粘剤(とろみ剤)は添加後、かき混ぜずに提供する。




解答

×1:ゼラチンは冷蔵庫などで、20℃以下で凝固します。

○2:寒天は40~50℃で凝固しますので、常温で固まります。

×3:片栗粉は、水で溶いてから加えます。

×4:ペクチン(pectin)は、糖分と酸で固まります。

×5:増粘剤(とろみ剤)は、加えてからかき混ぜます。

2015年12月27日日曜日

介護福祉士試験過去問 第27回問題50





問題50  介護が必要な利用者の状況に応じた食事の提供に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 片(かた)麻痺(まひ)の人には、頭部を後屈させて介護する。

2 視覚障害の人には、クロックポジションで説明する。

3 嚥下(えんげ)障害(しょうがい)の人には、食事の温度は体温と同程度にする。

4 構音障害の人には、会話をしながら食事することを勧める。

5 認知症(dementia)の人には、その人が好む献立を繰り返し提供する。




正答:2

2015年12月26日土曜日

介護福祉士試験過去問 第27回問題49






問題49  Lさん(83歳、女性)は、誤嚥(ごえん)性(せい)肺炎(はいえん)(aspiration pneumonia)の既往があり、要介護2の判定を受けている。週2回、通所リハビリテーションを利用している。今日、通所リハビリテーションに来たLさんは、提供された食事をほとんど食べていない。食事以外に摂取している水分は、1日200~300mlだという。Lさんの手の甲の皮膚をつまむと、つまんだ形がそのまま残った。尿量も少なく、尿の色は濃い黄色であった。

 Lさんへの対応として、適切なものを1つ選びなさい。

1 散歩を勧める。

2 入浴を勧める。

3 コーヒーを勧める。

4 おやつにゼリーを勧める。

5 食事の一時休止を勧める。




正答:4

水分の摂取量が少なく、脱水のおそれがありますので、水分の補給をします。高齢になると、嚥下機能の低下も見られ飲み込みがうまくいかないような場合はゼリーが適当です。そうすると飲み込みがしやすくなります。