2015年12月11日金曜日

介護福祉士試験過去問 第27回問題34




問題34  介護福祉職が利用者とコミュニケーションを図るときの基本として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 緊張感が伝わるように、背すじを伸ばして接する。

2 愛称で呼んで心理的距離を近づける。

3 自分の意見と違っても賛同する。

4 利用者の言葉に感情的に反応する。

5 利用者の主観的な訴えに耳を傾ける。




正答:5 利用者にたいして傾聴の態度です。



介護職と利用者とのコミュニケーションに関する過去問題 正答


問題

1 コミュニケーションの基本として大切なことは、自分自身の感情に気付く(自己覚知)、相手をありのまま受け止める(受容)、利用者のお話をしっかり聞く(傾聴)などである。

2 利用者と介護者との相互の信頼関係の形成を図るために、介護従事者は簡潔な自己紹介をした上で、利用者がどのような生活を送りたいかを聞く。

3 高齢者のコミュニケーションの中で、「なぜ」「どうして」という問いかけは、利用者を混乱に追い込むことがある。


4 介護援助におけるコミュニケーションでは、「はい」「いいえ」でしか答えられない質問は、利用者の言いたいことを制限し、介護従事者主導の展開になりがちである。


2015年12月10日木曜日

介護福祉士試験過去問 第27回問題33




問題33 バイステック(Biestek ,F.)の7原則を介護場面に適用したときの記述として、適切なものを1つ選びなさい。

1 「個別化」とは、利用者に具体的な指示を出すことである。

2 「意図的な感情表出」とは、介護福祉職の感情表出を大切にすることである。

3 「統制された情緒的関与」とは、利用者の感情をコントロールしてかかわることである。

4 「受容」とは、利用者の同意を得ることである。

5 「非審判的態度」とは、介護福祉職の価値観で評価せずに利用者にかかわることである。



問題33から問題40問はコミュニケーション技術の問題になります。

バイスティックの7原則はよく出てくる問題です。クライエントとの関係構築、面接場面での援助者のあり方について7つに区別しています。

1受容的態度
2個別化
3統制された情緒関与
4非審判的態度
5自己決定
6秘密保持
7意図的な感情表出


正答:5




バイスティックの7原則に関する過去問題 正答


問題

1 バイステック(Biestek,F.)は個別援助技術(ケースワーク)での援助原則としてよく知られて7原則を提唱したがそれは,個別化,意図的な感情表出,統制された情緒関与,受容,非審判的態度,自己決定,秘密保持である

2 ケースワークの原則である「個別化」とは、援助者は偏見や先入観を排し,人間についての知識を広く深く身に付けることを通して、利用者を個人として理解するということである。

3 ケースワークの原則である「秘密保持」とは援助者は利用者に関する秘密を守らなければならないということである。

4 ケースワークの原則である「非審判的態度」とは援助者は利用者を審判したり、批判してはいけないということである。

5 ケースワークの原則である「意図的な感情の表出」とは援助者は利用者がその感情を自由に表現できるように援助しなければいけないということである。

6 ケースワークの原則である「受容」とは、援助者は利用者の道徳的批判や価値観を超えて、あるがままに受け入れるということである。

7 ケースワークの原則である「自己決定」とは援助者は利用者の自分で決める権利を認識しなければならないということである。

8 ケースワークの原則である「統制された情緒関与」とは、利用者が援助者から適切な反応を受けたいというニーズを前もって認識し理解しなければならないということである。

2015年12月9日水曜日

介護福祉士試験過去問 第27回問題32




問題32 Gさん(30歳、女性)は介護福祉職として介護老人福祉施設で働いてから1年が経過した。最近、夜勤で初めて利用者の看取りを行い、無力感を経験した。その後、気持ちの落ち込みがあり、仕事にも支障が出そうになった。


 Gさんへの職場の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 看取りのケアについてチームで話し合いをする。

2 Gさんの好きなものをプレゼントする。

3 気持ちが楽になるように、親睦会(しんぼくかい)を開く。

4 看取りの経験を忘れるように、しばらく夜勤を免除する。

5 仕事に支障が出そうになったので、長期休暇を取ってもらう。




こういう問題は話し合いやコミュニケーションのなかでしか解決できないものです。カンファレンスを開いて、良かった点や頑張った点を明らかにしましょう。今後の看取り介護につなげていくなどのプロセスをとることが大切です。


正答:1



2015年12月8日火曜日

介護福祉士試験過去問 第27回問題31



問題31  疥癬(かいせん)(scabies)とその対策に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1 マダニが皮膚に寄生することで発生する皮膚病である。

2 感染した皮膚に変化が見られない。

3 感染した利用者は他の利用者と同室でよい。

4 感染した利用者の衣類や寝具の洗濯は他の利用者のものと一緒でよい。

5 感染した利用者の入浴は順番を最後にする。




疥癬(かいせん)はヒゼンダニが皮膚の最外層である角皮層に寄生し、人から人へ感染する皮膚感染症です。アレルギーの原因となる人家の畳やカーペットに潜むダニとは全く別の種類です。非常に多数のダニの寄生が認められるノルウェー疥癬(角化型疥癬)と、少数寄生であるが激しい痒みを伴う普通の疥癬があります。





解答

×1:疥癬(かいせん)は、ヒゼンダニの寄生による皮膚感染症です。

×2:湿疹、虫さされ、じんましんなどと似た病状がみられます。

×3:同室の場合、本人の同意、あるいは他の利用者の同意が必要になるケースもあります。「同室でよい」という断言は不適切です。ノルウェー疥癬の場合は個室管理が必要です。

×4:感染の可能性を考慮し分けて洗濯します。

○5:最後に入浴することで、感染のリスクが少なくなります。





●疥癬に関する過去問題の正答



1 疥癬(かいせん)は、ヒゼンダニの寄生による皮膚感染症である。

2 角化型(ノルウェー)疥癬患者は、個室管理が必要である。




角化型(ノルウェー)疥癬は非常に感染力が強いですから個室管理が必要になってきます。






■一般の疥癬


1 基本的に個室隔離の必要はないが、人との直接接触を避けるように指導する。患者の協力が得られないような場合には、個室隔離を考慮する。

2 患者に直接触れる医療器具(血圧計・体温計など)は患者専用とする。

3 患者や患者の衣服、リネン類に接触する時は、ディスポガウンと手袋を着用する。

4 患者の肌着は毎日洗濯する。個人のものは50℃以上の湯に10分間浸漬した後に洗濯する。

5 入浴は最後で、入浴後は熱湯でよく洗い流す。湯を介した感染はないが脱衣室での感染に注意する。

6 交換したタオルやシーツ類はビニール袋に入れて室外に持ち出す。

7 掃除は吸引清掃を行い、ベッドや床の消毒は必要ない。

8 患者の手が触れるところはアルコール清拭を行う

9 患者が使用した食器は通常通りの取り扱いでよい

10 検査を依頼する部門には必ず疥癬患者であることを明示する。




■角化型疥癬(ノルウェー疥癬)


1 高齢者、重症感染症、悪性腫瘍、免疫不全、ステロイド使用者などに好発する

2 感染力が非常に強く、個室隔離が必要である。

3 患者に直接触れる医療器具(血圧計・体温計など)は患者専用とする。

4 部屋専用のディスポガウンと手袋を使用する。

5 患者の肌着は毎日洗濯する。個人のものは50℃以上の湯に10分間浸漬した後に洗濯する。

6 入浴は最後で、入浴後は熱湯でよく洗い流す。

7 ベッドを含めた寝具、床、カーテンなどの入念な吸引清掃を行う。(HEPAフィルター付の掃除機を使用する)

8 ベッドや床の消毒は必要ない

9 移動時はベッドごと行う

10 患者の手が触れるところはアルコール清拭を行う。

11 病室から出るゴミは、密封して一般ゴミとして廃棄する。医療廃棄物は病室内に容器を設置し処理する。

12 ベッドのマットレスは患者使用後10日間は使用しない。

13 個室解除時・退院時カーテンの交換も行う。

14 使用したマットは、疥癬と明記してマット消毒に出す。

2015年12月7日月曜日

介護福祉士試験過去問 第27回問題30



問題30  内閣府が2010年(平成22年)に実施した「高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査」の「自宅における転倒事故」に関する回答の中で、転倒が最も多かった場所として、正しいものを1つ選びなさい。

1 玄関・ホール・ポーチ

2 居間・茶の間・リビング

3 庭

4 便所

5 浴室



たいていの人は浴室をイメージするのではないでしょうか。でも、浴室にいる時間は1日の間でも短いです。もしかしたら、3日に一度しか入らないかもしれません。立っている時間が多いと、転倒する確率も高くなります。





正答:3





2015年12月6日日曜日

介護福祉士試験過去問 第27回問題29



問題29  車いす操作の安全性に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 車いすの点検は介護福祉職が気づいたときに行う。

2 ブレーキが利きやすいように空気圧を下げる。

3 利用者が乗っている車いすを2台同時に押す。

4 ドアを片手でおさえながら、利用者の車いすを押す。

5 急勾配(きゅうこうばい)のスロープを降りるとき、車いすは後ろ向きにする。



常識問題のような気がします。車いすの点検は普通は車いすを使用する前です。空気圧を下げるとブレーキー利きが悪くなります。車いすを2台同時に押すことは不可能です。片手で車いすを押すことになります。ドアをおさえながらも不可能です。




解答

×1:車いすを使用する前に、安全のため各部の点検を行うのが原則です。

×2:空気圧が低すぎると駆動が重くなります。ブレーキの効きが悪くなります。高すぎるとクッション性が悪くなります。

×3:利用者一人につき介助者は一人でなければ、安全性の確保は困難です。

×4:前進するときは必ず両手で押します。ドアがあるときは、まずドアを開けておいてから前進します。

○5:坂が急なときはブレーキを軽く使いながら、後ろ向きに一歩ずつ下ります。

2015年12月5日土曜日

介護福祉士試験過去問 第27回問題28



問題28 Eさん(80歳、男性)は、介護老人保健施設に入所して3か月になる。最近、夜間に大声で介護職員を呼び、介護職員が駆けつけると、「何でもない」と返事をすることが繰り返されている。そこでF介護福祉職は、Eさんの行動の意味やその背景にある気持ちを把握するため 、Eさんの話を聞いた。Eさんは、「夜になって、一人でこれからのことを考えているとつらい気持ちになって、つい職員さんを呼んでしまうのです。でも職員さんが来てくれると、結局何も言えなくなってしまうのですよ。いつも申し訳ないと思ってはいるのですが」と話した。F介護福祉職は、Eさんの了解のもと、その内容とその意味するところを他の介護職員に会議の場で伝えた。

 会議の場でのF介護福祉職の支援行動の意味として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 利用者本位

2 プライバシーの保護

3 総合的なサービスの提供

4 利用者ニーズの代弁

5 後継者の養成



正答:4