2015年12月22日火曜日

介護福祉士試験過去問 第27回問題45







問題45  介護が必要な利用者の口腔(こうくう)ケアの方法として、適切なものを1つ選びなさい。

1 ベッド上で実施する場合、仰臥(ぎょうが)位(い)(背臥位(はいがい))にする。

2 全部床義歯(総入れ歯)の場合、上からはずす。

3 ブラシの部分が大きく硬い歯ブラシを選ぶ。

4 うがいができる場合、ブラッシング前にうがいをする。

5 舌(ぜっ)苔(たい)は残さず取り除く。



口腔ケアの問題はよく出題されます。


解答

×1:仰臥位だと誤嚥性肺炎をおこす可能性があります。ベッドをギャッジアップし、できるだけ上半身を起こしましょう。または、側臥位(横向き)にして口腔ケアをします。

×2:総義歯を外す順序は下あごから外して上あごです。また、義歯を装着するときは上あごから下あごとなります。

×3:ブラシは柔らかめのものがいいでしょう。硬い歯ブラシは歯茎を傷つけます。

○4:ブラッシング前にうがいをする効用は、乾燥した口腔に湿り気を与え、粘膜の損傷を予防します。乾燥して固まった汚れが水分で柔らかくなり除去しやすくなります。

×5:舌苔を取りすぎると、舌乳頭を傷つけてしまい、剥がれ落としてしまいます。すると、その舌乳頭が唾液と混ざって細菌のエサとなり、口臭がひどくなってしまいます。



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