2015年11月11日水曜日
介護福祉士試験過去問 第27回問題4
問題4 Aさん(83歳、男性)は介護予防通所介護(デイサービス)を利用し始めた。重度の加齢性難聴(presbycusis)がある。これまで補聴器を使った経験はない。コミュニケーション意欲は高く、介護福祉職とやり取りすることを好む。認知症(dementia)はない。
介護福祉職がAさんと日常のやり取りを始めるときの、コミュニケーション方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 Aさんはイラストを多用したコミュニケーションノートを使う。
2 Aさんは挿耳型補聴器を一日じゅう使う。
3 Aさんも介護福祉職も五十音表の文字盤を使う。
4 Aさんは話し、介護福祉職は筆談と併せて発語も行う。
5 Aさんは携帯用会話補助装置を使い、介護福祉職は話す。
文章問題を解く鍵を拾い出す。
1.利用し始めた
2.重度の加齢性難聴
3.これまで補聴器を使った経験はない
4.認知症(dementia)はない
Aさんは利用し始めたばかり、しかも認知症ではない。また、介護福祉職とAさんとの日常のやり取りを始めるときのコミュニケーション方法である。道具というのは、慣れるまで大変なものです。しかも、高齢者が道具の使い方をマスターするのに時間がかかるはず。となれば、解答はひとつしかありません。道具を使わない4です。
解答
×1:介護福祉職がAさんのために「コミュニケーションノート」を使ってもいいが、どうして、Aさんは、健常者である介護福祉職のためにイラストを多用したコミュニケーションノートを使わなければいけないのか。
×2:これまで補聴器を使った経験はないので間違い。また、「一日じゅう」というのはおかしい。補聴器を使う方でも、寝るときは補聴器をはずすはずです。
×3:介護福祉職は健常者なのに、どうして、Aさんは健常者のために五十音表の文字盤を使わなければいけないのか。
○4:
×5:携帯用会話補助装置とは、入力した言葉を音声または文章に交換する携帯式の装置です。
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