2015年11月15日日曜日

介護福祉士試験過去問 第27回問題8




問題8 社会福祉の推移に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。


1 1980年代の初めに社会福祉の基礎となる福祉六法体制が確立された。

2 1981年(昭和56年)の国際障害者年は、ノーマライゼーション(normalization)の理念を社会に広める契機となった。

3 1990年(平成2年)に社会福祉事業法が社会福祉法に改正された。

4 2003年(平成15年度)に「障害者総合支援法」が施行された。

5 2008年(平成20年度)に「高齢者(こうれいしゃ)虐待(ぎゃくたい)防止法(ぼうしほう)」が施行された。



(注)1 「障害者総合支援法」とは「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。

2 「高齢者(こうれいしゃ)虐待(ぎゃくたい)防止法(ぼうしほう)」とは「高齢者(こうれいしゃ)虐待(ぎゃくたい)の防止、「高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」のことである。



年代物は苦手な人は捨てた方がいいです。いろいろなものを覚えると余計にこんがります。どうしても覚えたいのなら、ごろ合わせか流れで覚えた方がいいです。


解答

×1:福祉六法は福祉の基礎中の基礎でよく出題されるところです。

(1947年)児童福祉法
(1949年)身体障害者福祉法
(1950年)生活保護法

ここまでが「福祉三法」と呼ばれるものです。1945年に戦争が終わりますから、戦争で、多くの人が死んで、孤児がたくさんいました。また、戦争でけがした人が多く、貧しい人も多かったです。それで「福祉三法」ができました。

(1960年)旧称:精神薄弱者福祉法、(1998年)知的障害者福祉法
(1963年)老人福祉法
(1964年)旧称:母子福祉法(1981年)母子及び寡婦福祉法

福祉三法にこれらを加えた6つの法律を含めて「福祉六法」と呼ばれます。福祉六法が確立したのは最後の(1964年)旧称:母子福祉法です。福祉六法が確立したのは1960年代はじめということです。



○2:

×3:2000年(平成12年)に社会福祉事業法が社会福祉法に改正されました。

×4:2013年(平成25年)4月1日に障害者総合支援法が施行されました。

×5:2006年(平成18年)4月1日に高齢者虐待防止法が施行されました。



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